ゴールデンウィーク休業のお知らせ

荷物が多い人はモテない? 要領ワルイ? もう荷物に振り回されずに身軽に生きる!

2018.2.20

突然ですが、みなさんが毎日持ち歩いているバッグは、どれくらいの重さがありますか?日々何気なく持っている通勤バッグが、実は案外重くて、肩こりがツライ……なんてこと、ありません?

一般的に女性のバッグの中身は平均4kgだと言われています。4㎏って、結構な重さですよね。これが平均値というのですから、知らず知らずのうちにカバンの中にあれこれ詰め込みすぎて、ムダに重い荷物を持っている、という人は案外多いのかもしれません。

しかし、実は荷物が多い人は周囲から見ると、
「モテない」
「仕事ができない」
「要領が悪い」
というふうに判断されてしまいがちだということをご存知でしょうか?

「荷物が多い人」は恋も仕事も不利になる!?

これは結構有名な話なのでご存知の方も多いのではないかと思うのですが、男性400人を対象にアンケートを取ったところ、約7割が、大きなバッグを持っている女性に対して「かわいくない」「だらしなさそう」といった悪印象を持った、という話がフジテレビの「ホンマでっか!?TV」で紹介され、話題になったことがあります。

また、元CAで現在マナー講師をしているという女性が出版した本によると、ファーストクラスの乗客の中でも本当に超一流の人は荷物が少なく、ビジネスクラスからアップグレードしてきた乗客は大きな荷物を持っているそうです。CAさんが乗客に対して「この人は一流、こっちは二流」と値踏みしてるという事実はあまり知りたくはありませんでしたが、それはさておき、確かに、やたら重そうなバッグに振り回されるようにして歩いている人にはいかにも余裕がなさそうですし、たくさんの荷物の中から必要な物をなかなか見つけ出せず、ごそごそバッグの中を探っている姿も、残念なら用意周到なビジネスパーソンには見えません。

心理学的に見ると、荷物の多い人は不安や心配といった気持ちの強い人でもあるそうです。
「寒くなるかもしれないから上着を一枚持って行こう」
「雨が降るかもしれないから折り畳み傘を持って行こう」
「移動時間が暇になるかもしれないから、本を一冊持って行こう」
など、なるほど色々考え出すと、荷物は増える一方です。

もちろん、天気予報などを見た上で必要に応じて上着や傘を荷物に追加するなら、それは適切な行動です。ですが、必要がない時に余計な荷物を持ち歩いているとしたら、それは無駄な労力と言わざるを得ません。しかも重すぎる荷物は、上記のように周囲の人に良い印象を与えないばかりか、姿勢の歪みや肩こり、頭痛を引き起こすなど、健康を害する可能性もあります。

多すぎる荷物には、デメリットが多いのです。

では、一体どうすれば重く多すぎる荷物から解放され、身軽になることができるのでしょうか?

段取り力アップで荷物を減らす!

日常生活においても、また、旅行や出張時においても、ムダに重い荷物に苦しめられるのは避けたいものです。ただ、そうは言っても、行く先々で度々忘れ物があると、それで困るのは自分自身。荷物は過不足のない状態にしたいものですね。そこで大切になってくるのは、その日に必要なものを見極めるための段取り力です。

その日一日、どんなスケジュールで動くのか?そこで必要になるものは何か?不要なものは何か?

こうしたことを判断するのは、それほど難しいことではありませんよね。天気予報が雨なら雨具、乗り物酔いの癖がある人が長距離移動するなら酔い止めなど、基本的に導き出される答えはシンプルです。明日一日の段取りを確認して用意するくらい、数分あればできてしまうでしょう。

しかし、簡単なことだからこそ「いつでもできる」「やらなくても何とかなる」という心理が働いてやらないというのはよくあることです。時間的にも気分的にも余裕がある前日の夜のうちに、明日の諸々の支度を済ませておけば、翌朝ゆっくり過ごすことができるものを、ついしないまま朝を迎えてしまう。そして、慌ただしい中で支度をすることで、忘れ物をしたり無駄なものまで持って出かける羽目になってしまう……、心当たり、ありませんか?(笑)

それはさながら、戦うモンスターの特性を全く考えず、なんの戦略もなしに適当な装備で狩りに出かけてしまうハンターのようです。回復薬足りない!解毒薬ない!あ、研石もない!なんで今これといって使い道のない生肉なんか持ってんだ!……これでは目標は達成できません。準備、大事です。

もちろん、現実を戦い抜くにも、日々装備を最適化するのは重要なことです。

そのためにも、まずは時間に追われるという事態になることを避けましょう。どんな優秀な人でも慌てていたり焦っている時には、ミスが出やすくなるものです。段取りは面倒なものではありません。むしろ楽をするためのものなのです。

荷物を減らす具体策!~旅行&出張編~

日常生活でもそうですが、移動時間が長い旅行や出張の時は、荷物が多いと本当に大変ですよね。ここでは出張時や旅行時に荷物を減らす方法を紹介します。

宅急便を活用する

旅行や出張の初日と最終日、重いボストンバッグやトランク、キャリーケースを引きずってあちこち歩き回るのは大変な労力です。しかし、宅急便を活用することでその労力をサクッとカットすることができます。旅は大抵、頻繁に取り出すことのないものを詰めた大きなバッグと、財布や携帯プラスアルファの、通常のバッグをふたつ持って移動します。その大きい方に詰めるものを宅急便にしてしまうのです。送料は掛かりますが、重く大きな荷物に振り回されたり、周囲の人に気を使ったりして消耗することを思えば、それなりに費用対効果はあるのではないでしょうか。ちなみに、プラスチック製の段ボールなど、水に強く繰り返し使えるものもあるので、出張が多い人にはそうしたアイテムもお薦めです。

衣類は現地で洗濯する

旅が数日に渡る場合、多くの人が「日数分の衣類を用意しなくてはならないのだろうか?」と考えがちですが、それをしてしまうと大変です。現地で洗濯するという選択肢がある事を覚えておくと、荷物を大幅に減らす事ができるかもしれません。

最近はビジネスホテルなどでも大抵コインランドリーが設置されていますし、なんならお風呂で手洗いや足踏み洗いという手もあります。その際は、衣類の特製などもある程度考慮しておくと便利ですよ。例えば、綿素材の衣類は乾きにくくシワになりやすいので避け、乾きやすくシワになりにくいナイロンやポリエステル素材の洋服を持っていく、など。また、コインランドリーを使用するに当たって、自分の洗濯物を人に見られるのがNGの場合は、中身が見えにくいように洗濯ネットなどを持っていくと重宝します。「旅先で洗濯なんて面倒」という場合は、もういっそのこと下着を使い捨ての紙パンツにしちゃう、といった手もアリかもしれません。

「あきらめ」と「わりきり」もある程度必要

荷物が増えてしまう原因のひとつに、「もしかしたら必要になるかも?」という、不測の事態に備えたい、という心理があります。けれど、本当にありとあらゆる「もしかしたら」に対応しようと思ったら、もう家ごと移動するしかありません。いいえ、たとえ家に居たとしても足りないものが出てくることはありますよね。旅行の荷物をまとめる際には、「なければないで何とかなる」、「最悪現地で買えば良い」というあきらめや割り切りもある程度は必要です。特に、海外旅行などは航空会社によって機内に持ち込める荷物の重量がそれぞれ決まっていて、必ず一定の範囲内に持ち物を納めなくてはなりません。

仮に外的な制限がなかったとしても、スケジュールや体力を鑑みれば荷物はどの程度までの重さに抑えるべきなのか、という上限を自ら判断しなくては、結局旅先で苦労するのは自分です。

そんなに心配しなくても、大抵のものはなければないで何とかなります。といっても、雪山に軽装備で登る、なんてことはしちゃダメですよ?なかったら命に関わるかもしれないものは、くれぐれも忘れないでください。大切なのはあくまで荷物の最適化です。

荷物を減らす具体策!~日常編~

日常的に持ち歩くバッグに入っているものは、実は日々そう内容が変化するものではありません。にもかかわらず、いつの間にやら通勤バッグの中身がゴチャゴチャと重くなっていってしまうのはなぜなのでしょうか?

実は、知らない間に荷物が増えてしまう人の共通点として、「ただいまー」と帰宅後に置いたカバンを、翌朝そのまま「行ってきまーす」と持って出かける、という点が挙げられます。これをしてしまうと、何かの拍子に何気なく追加した荷物がバッグの中に延々と留まり続け、どんどんバッグの中に溜まっていってしまうという現象が起こります。すると、いつの間にか中がものだらけでゴチャゴチャの重いバッグになっていってしまうのです。

「帰宅したら一度、バッグの中身をすべて取り出す」という習慣ですべて解決

バッグの中に荷物が増えていってしまう事と解消する良い方法があります。それは、帰宅したら一旦バッグの中身をすべて出すこと。これだけです。

これだけで、昨日使っていたハンカチを翌日そのまま持って出かけてしまうことも、晴れているのに折り畳み傘を持ち歩く事も、飴の包み紙などのゴミを無意味に持ち歩いてしまう事もなくなります。

また、毎日バッグの中を見る習慣をつけることで「必要だと思いこんで持ち歩いていたけど、実際のところほとんど使ってない」アイテムに気づく事もあるでしょう。

財布の中を整理する

知らない間に中の容量がどんどん増えていってしまうアイテムの最たるものが財布です。お金がどんどん勝手に増えていくならそれは嬉しい悲鳴ですが、実際に財布の中にどんどん溜まっていってしまうものは、レシートやポイントカードや割引券である場合がほとんどですね。滅多に行くことのない店のポイントカードを年がら年中財布に入れていても、良い事はありません。財布は傷むし、たくさんのカードの中から使うカードを探すに手間も増えるし、なによりパンパンの財布は見た目がとても悪いです。一説によると金運が下がる、なんて事も耳にします。

財布の中身も定期的に整理整頓し、スッキリとした状態を意識的に保ちましょう。

コスメポーチの最適化

女性のコスメポーチの中には、たくさんのアイテムが入っています。けれど、実は大抵の女性がメイク直しの際に使用するアイテムは、その中の3~4点程度。中にはファンデーションを軽くはたいてリップを直すだけという人もいますよね。電車の中でフルメイクをしてしまうような女性ならメイク用品をすべて持ち歩く必要もあるでしょうが、そうでない人にとっては、コスメポーチは無駄に重くなってしまっていることが多いんです。特に、液体系のアイテムは一つ一つが軽くても複数になると案外重いので、本当に使うものだけを厳選して携帯するようにしましょう。

荷物の量が行きと帰りで変わる事が多い人に便利なアイテム、風呂敷

外出の行きと帰りで荷物の量が違う、ということはよくあります。レンタルビデオを返却する時は行きの荷物は多いけれど、帰りは身軽ですし、ビデオを借りに行くときはその逆。本屋やスーパーやその他ショッピングに行く時も帰宅時は荷物が増えます。

そんな時に重宝するのが、風呂敷なんです。え?洋装に風呂敷なんて合わない?いえいえ。

最近は風呂敷もお洒落な柄のものが増えて、使い方にも非常にたくさんのバリエーションがあるのです。なんと結び方ひとつで、風呂敷をバッグのような形状にして持つ事も出来るんですよ。

参考リンク:【有職】風呂敷の包み方

使わないときは畳んでおけばごく軽い一枚の布なのに、いざとなったらワインバッグにもちょっとしたサブバッグにもなるし、柄によっては肌寒い時にストールやスカーフ代わりにもなる便利アイテム。それが風呂敷です。ご興味のある方はぜひお試しあれ。

自分が重くて苦しい思いをするばかりか、周囲の人に「モテない」だの「仕事が出来なさそう」などといったマイナスの印象を与えてしまう大荷物。これを機に、荷物をスッキリ最適化する習慣を付けて、ついでに周囲の人々に与える印象も一新してしまうのもいいかも知れません。