嬉しい時や楽しい時、悲しい時や苦しい時、お酒を飲みたい気分になる時は誰にだってありますよね。ちょっと良いグラスで美味しいお酒を飲みながらノンビリ過ごすプライベートタイム。それは至福のひと時です。
でも、良いグラスって、自分ではなかなか買わないものなんですよね。
ゆえに良いグラスは、退職祝いや引っ越し祝い、結婚祝いなど、あらゆるシーンの贈りとして重宝されます。
種類別、おいしく飲めるグラスの選び方
「どんなグラスで飲もうと、飲み物自体の味は変わらない…、要は気分でしょ?」
そうお考えの方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?しかし、実はグラスの種類形状、大きさなんてものまでが、飲み物の味に影響を与えているそうです。ここではグラスの種類別に、グラスの選び方などご紹介してみたいと思います。
ワイングラスの選び方
赤ワインと白ワインで、グラスは変えるの?
基本的には、赤ワインと白ワイン、それぞれに適したグラスがあるようです。
赤ワインには、白ワインより大きめのグラスが用いられます。赤ワインというのは、空に触れる面積が大きいほど良く香り立つものだそうで、その香りを楽しむためにも、グラスの容量は余裕がある方が望ましいんだとか。
言われてみれば、良くドラマなんかで、大きなグラスにちょこーっとワインを注ぎ、そをクルクル回して香りを楽しんでいるような描写、見かけますよね。あれ、ただカッコつてるだけじゃなかったんですね(笑)
ワイングラスの持ち方のマナー
ワイングラスには、通常、脚付きのものが用いられます。ワイングラスの脚の部分はステムというのですが、このステムを持つことで、体がワインの温度に影響を与えるのを防ぐことができます。
せっかく飲み頃の温度に設定しているワインに、体温が移ってしまうと、美味しさが損われてしまうのですね。
ちなみに、一般的には「ワイングラスはステムを持つのがマナー」とされていますが、特にそういう決まりはないそうです。実際、海外の映画や公式晩餐会の乾杯シーンではワイングラスのボール部分を持っている人が結構多いですよね。これは「乾杯の時に不定な持ち方をしていると、相手にグラスの中身が掛かってしまうかもしれないから」という配慮の表れだそうです。
ワイングラスの持ち方に関するマナーは、画一的なものでなく、その時その場所に相応い配慮を忘れないこと、と言えるのかもしれません。
ビアグラスの選び方
ビールは若者からオジサンオバサンまで幅広いそうが気軽に飲むお酒です。ゆえに、比較的「違い」が分かりやすい酒です。
自宅で飲む缶ビールと、お店で飲むビール。どちらも同じビールなのに、お店で飲んだほうが美味しい、と思ったことがある方は多いのではないでしょうか?
お店で飲むと、大抵グラスに注がれた状態でビールが出てきます。実は、ビールはきちんとビアグラスに注いで飲むと、それだけで泡立ち、泡のきめ細かさが良くなります。泡がきめ細かいとどうなるかと言うと、ビールの風味が長持ちします。また、ビールの冷たさも持続します。
単純にお店の雰囲気だけでビールが美味しく感じていたわけでなかったわけですね
ちなみに、グラスの材質や形状によって、引き立つビールの長所も変わって来ます。例えば、ビール本来の味を楽しみたい方は、厚みのあるグラスがオススメだとか、キレやコク重視する方には薄いグラスがオススメ、保冷性を重視するなら錫のピューター、泡立ちを視するなら陶器、そんな具合です。
お風呂上り、冷蔵庫から取り出したビールはプシュッといったらそのままグビグビ飲んゃいたいところですが、そこをグッと堪えてグラスに注ぐという一手間を加えてみてくだい。どうせ飲むなら、ビールの美味しさを最大限楽しんじゃいましょう!
ロックグラスの選び方
ウィスキー用のグラスは、日本ではロックグラスと呼ばれることが多いですが、語でオルドファッショングラスというのが正式だそうです。
しかしこのロックグラス、どれも姿かたちはよく似ているのに、お手頃価格のもから数円もするようなものまであって、何を選べば良いのか、結構悩んでしまうことがありませんか?
安価なグラスと、バカラのグラス。具体的になにが違うのか…、実は色々違います。
まず材質。安価なグラスの材質にはソーダガラスが使われています。一方、バカラなどの高品に使れているのはクリスタルガラス。比べると透明感が全然違います。ちなみに、指で弾いた時に出る音も違います。クリスタルガラスだと、キーンという金属音に近い音がするんだとか。
参考動画【音色で見分けるグラスの品質
そして、製法。機械で大量生産されているのか、それとも職人の手作業で、厳格な品質管理の下生産さているかによって、掛かるコストがかなり変わってきますので、そこはお値にも当然反映されます。
デザインもやはり違いますね。カットの美しさ、光の反射の仕方など、高級品と呼ばれるグラスは見た目にハッするほど美しいものが多いです。
退職の記念品や贈り物に適したグラス
グラスに名入れって出来るの?
実は、グラスには名入れができるものが結構あります。パッド印刷でロゴマークなどが入ったものを作るのも良いですし、グラスワークスのような高級品の場合はサンドブラスト等、表面に砂などの研磨剤を吹きかけて加工するという名入れ方法があります。