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肌サイクルと紫外線を制するものが美肌を制す!

2018.2.20

自分の肌サイクルを把握して、効果的なスキンケアをしよう

お肌の状態に合わせたスキンケアが重要!

みなさまのスキンケアは、毎日同じ事をしていますか?それとも、日々違いますか?大抵の人は、ほぼ毎日同じスキンケアをしていると思います。では、毎日同じようにケアしているにも関わらず、日によって肌の調子が変わってしまうのはどうしてなのでしょうか?

実は、肌にはサイクルがあり、そのサイクルに合わないケアをしてしまうと、せっかくのケアが裏目に出て、かえってお肌を荒れさせてしまう原因になってしまうこともあるのです。

女性の肌の状態に大きく影響を与えるもの。それは、生理周期です。

「月経期」のスキンケアは保湿第一!

生理の周期を28日間とした場合(個人差があります)、生理初日からの7日間は「月経期」になります。人によっては体調も崩しますし、体温が低くなり血行も悪いため、比較的おブスになってしまう時期ですね。この時期のお肌はとにかく乾燥しがちですから、一にも二にも保湿が重要なスキンケアとなります。

「卵胞期」は最も肌の調子がいい時期!攻めのケアはこの時期に

月経期の次の7日間は「卵胞期」といい、美人ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増える女子が最も美人でいられる期間です。肌の状態が比較的安定しているので、ピーリングなどの攻めのケアをするならこの時期がオススメ。

「黄体前期」と「黄体後期」は刺激を避けて内側からのケアを

徐々に肌の調子が悪くなってくるのが、卵胞期を過ぎてから次の生理が始まるまでの2週間です。最初の一週間「黄体前期」で、肌が徐々に乾燥してきて、「黄体後期」になるとシミやそばかすができやすくなったり、比較的オイリーで過敏になるので、ニキビなどもできやすい時期です。この時期は、過剰なスキンケアはお肌にとっては逆に負担になってしまうので、保湿を心がけつつ、甘いものを控えるなどの内側からもケアしていくことが重要です。

お肌のサイクルに合わせて適切なケアをして、肌トラブルを防ぎましょう。

美肌の大敵、紫外線対策も忘れずに!

美肌の大敵といわれるもののひとつに、紫外線があります。最近では、皮膚がんのリスクなども指摘されており、紫外線対策は年頃の女性だけでなく、あらゆる世代の男性女性にとっての関心事となりつつありますね。

ところで、紫外線対策というと、春夏だけで良いと思っている方、多くありませんか?実は、紫外線には二種類あります。日焼けやシミなどのダメージを与える紫外線B波はたしかに春夏に照射量が多く、秋冬はそうでもないのですが、シワやたるみなど引き起こし肌を老化させる紫外線A波は、一年中私たちの上に降り注いでいます。

しかも、紫外線A波は春夏の紫外線B波と違って、たくさん浴びてしまっても肌が赤くなったりしにくいため、自分でもダメージを受けていることになかなか気付けません。怖っ!美肌のためにも、そして皮膚がん防止のためにも紫外線ケアは通年で行うのがオススメです。

ちなみに、日焼け止めを選ぶ際に重視されるSPF値ですが、これは紫外線B波を防ぐ指数です。紫外線A波を防御する指数はPA+~PA++++の4段階で表されていますので、日焼け止めを選ぶ際には、そちらのレベルもチェックしてみてくださいね。(女性でもPAのレベルを気にして日焼け止めを選ぶ人は案外少ないです。知らない人には教えてあげてください)

5万円の美容クリームより、良質の睡眠!?

「美肌には、5万円以上の高級クリームを塗るより良質な睡眠をとるほうが効果的」という言葉を時々見たり聞いたりします。

個人的には5万円もするようなクリームを使ったことがありませんので(笑)、真偽の程は定かではありませんが、化粧品に毎月かなりのコストを掛けながらも肌の状態がずっと思わしくなかったのに、規則正しい生活を心がけて夜きちんと眠るようになっただけで、肌トラブルが解消した…という経験談は良く耳にします。

実際、睡眠中には「成長ホルモン」と呼ばれる、ダメージを受けた肌を回復させるホルモンが分泌されるということが分かっていて、それは化粧品などより肌に与える影響が強いそうですよ。この成長ホルモンは、はりツヤのある美しい肌を維持するのに重要な肌の水分量をキープしてくれたり、肌のターンオーバーを促してくれたりする、いわば天然にして最強の美容液!コストをかけずとも、ただしっかりと眠るだけで美肌になれるなんて素晴らしすぎます。これを活用しない手はありません。

さて、ではこの天然最強美容液である成長ホルモンの恩恵を最大限に受けるためには、どうすれば良いのでしょうか。

ひと昔前には、この成長ホルモンが最も分泌されやすいゴールデンタイムは、夜10時から午前2時までと言われていて、とにかくこの時間に眠るのが良いとされていました。ただ、近年ではそれに異論を唱える専門家も増えていて、睡眠のゴールデンタイムは寝入りばなの3~4時間だという説が出てきています。

実際問題として、現代人が夜10時に眠るのは難しい場合が多いですよね。だって夜10時からドラマを観たい日だってあるし、仕事で遅くなったり、飲んでて遅くなったり、ネットが楽しくてつい夜更かししちゃうのが現代人ってものじゃないですか←しかし、寝入りばなの3~4時間にしっかり熟睡できれば天然最強美容液である成長ホルモンをゲットできるなら、それは嬉しい情報です。

ちなみに、寝入りばなの3~4時間にしっかり熟睡するには、いくつかのコツがあります。

たとえば、食事や飲み物。カフェインを含むもの(コーヒーや紅茶、日本茶など)は、覚醒効果があり、8~14時間もの間その効果が持続するといわれています。カフェインの効果がこんなにも長時間に及ぶなんて、意外に思われた方も多いのではないでしょうか。寝る前にカフェインなんて飲んでないのに、なんだか眠れない…という方は、もしかしたらカフェインに敏感な体質で、日中に飲んだカフェイン飲料の影響が持続しているのかも。一度カフェインをすっかり断ってみると、案外簡単に寝つきが良くなるかもしれません。

また、人の身体は、目覚めてから14~16時間で睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌が始まります。メラトニンには、眠気を誘う作用の他にも、病気や細胞の老化を予防してくれるという優れた作用があるんですよ。このメラトニンをしっかり分泌するためには、朝起きてから20分程度、日光を浴びると良いと言われています。

反対に、夜に強い光を浴びる――たとえばスマホのディスプレイを凝視するようなことをすると、メラトニンの分泌量が押さえられてしまいますので、寝る前に特に意味なくスマホやテレビ、PCの画面を見るのはやめた方が良さそうです。

余談ですが、眠くなると体温が下がるのもメラトニンの効果です。起きている時には平気だったのに、ウトウトとうたた寝を始めた途端に部屋が寒く感じた経験ってありませんか?あれは、睡眠に向かってい体温が下がってしまったために起きる現象です。

だから逆に、眠気に襲われてどうにもダルイ、という時には、熱いお風呂に入るとスッキリ目が覚めたりしますよ。(同じ理由で、寝る直前の熱いお風呂は避けてくださいね)