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企業のための防災対策ダイジェスト

2018.2.20

企業のための防災対策シリーズではvol.1からvol.6にわたって、企業における防災対策の必要性やBCPの策定方法、平時に予め知っておいた方が良い知識などについてご紹介しています。 本ページではvol.1からvol.6でご紹介する内容をダイジェストでご案内します。

vol.1 BCP策定の必要性

ここでは企業や学校など、あらゆる団体における防災対策の必要性についてご案内しています。平時であれば、怪我をしたら数分で救急車が駆けつけて病院へ運んでくれますが、大規模な災害が発生した後は、しばらくそうした公助の力は期待できません。企業は自助・共助の精神に則って災害直後の混乱を生き延び、さらに中核事業をいち早く再開させなくてはならないのです。

2011年3月に起こった東日本大震災では、多くの企業が被災し、大切な社員や機材、事業を行うための資料、データなどを失い、大きなダメージを受けました。そして、事業再開に手間取っている間に顧客が離れてしまい、結果として大幅に事業を縮小したり、廃業に追い込まれた企業が多くありました。

大規模災害やパンデミック、テロなど、事業の継続に重大な支障をきたす事象が起こった時、それにどのように対応するか。その明確な行動基準があるかないかで、会社の命運は大きく左右されます。そうした非常時の行動基準をあらかじめ定めたものを事業継続計画(BCP)と言います。

この章では、非常時の行動基準が不明確だったために起こった悲劇や、逆にきちんと事業継続計画(BCP)が策定されていたおかげで大災害に遭ってもいち早く事業再開を果たした企業の例を挙げ、BCPの必要性について説明しています。

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vol.2~3 BCPの策定方法

vol.2~3では具体的なBCPの策定方法についてご紹介しています。BCPを策定するにあたっては、まず下記のような作業が必要です。

  • 事業継続方針の確立
  • 復旧優先事業の決定
  • 事業影響度分析(BIA)の実施
  • リスクアセスメントの実施

「事業継続方針」とは、組織のトップが自社の事業継続マネジメントに関する取り組みや方針を、社内外に向けて表明するものです。記事内では、事業継続方針に盛り込むべき内容についてご紹介しています。「復旧優先事業の決定」とは、災害時、経営資源を集中すべき自社の中核事業は何なのかを決定しておくことです。これを決定するには、いくつかの基準に基づいて事業を評価していく必要があります。自社の復旧優先事業がなんなのかは、社内でもかなりの議論を要し、決定までに時間もかかる問題です。

ここでは、中核事業を絞り込むことの難しさ、そして各事業の評価方法について解説しています。

また、「事業影響度分析(BIA)の実施」については、「最大許容停止時間(MTPD)」「目標復旧時間(RTO)」「目標復旧時間(RTO)」「最小事業継続目標(MBCO)」について明確にしていく必要があります。これらは日頃、あまり馴染みのない言葉ですので、用語解説にも触れながらご紹介しています。

事業継続方針の確立、復旧優先事業の決定、事業影響度分析を経て、 事業継続計画 (BCP)を策定する段階では、災害対策本部要員の選定方法、災害対策本部長選出方法、災害対策本部の役割や、BCPが発動した際の社員の行動基準などについてもご紹介しています。その他、BCPの発動基準、BCPに基づいた演習の実施方法、演習の重要性といった内容にも触れています。

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vol.4 災害対策は平時からの教育、訓練が大切

vol.4では平時からの教育、訓練の重要性についてご紹介しています。例えば津波は何メートルの高さになると歩行不可能になるのか? 津波のエネルギー、スピードはどの程度のものなのか? また、大規模災害でライフラインが停止した時、電気・ガス・水道はどういった順番、どの程度の期間で復旧するのか?こうした知識を予め持っているかどうかで、いざという時に的確な行動がとれるか否かが左右されます。

また、自助・共助の精神に則って、社内で救命救急の専門家を育成することの重要性などについても触れ、各種救命救急講習の内容や、受講時間、費用、受講方法などについてもご紹介しています。災害時の安否確認で、よく使用されるアイテム・システムについても、それぞれの特徴やメリット・デメリットを挙げつつ言及しています。

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vol.5 見えない危険を見える化しよう!

この章では、原発についての基本的な知識についてご紹介しています。放射線という目に見えない危険は、社内でも治めるのが難しい問題です。知識不足から起こる危険や混乱を防ぐには、知識をつける以外に方法はありません。2011年3月の東日本大震災時、福島第一原発で起こった事故は、世界評価で旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同じ、最も深刻な「レベル7」と判定されました。国内外で緊張が高まりましたが、実のところ放射線とは何なのか、放射能とは何なのか、放射性物質とは何なのか、それらが人体にどのような影響を及ぼすのかについて、しっかりと理解していた人は少ないのではないでしょうか。放射線の問題は「よくわからないからこそ恐ろしい」という側面があります。

ここでは、様々な種類の放射線やその特色のほか、工業分野、歴史分野、農業分野、医療分野などで使われている放射線について説明しています。また、放射能汚染と被曝の違いや、放射線関係でよく用いられる、シーベルト(Sv)、ベクレル(Bq)、グレード(Gy)といった単位が、それぞれ何を表すものなのかなどについてもご紹介しています。

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vol.6 「想定外」という、安全の死角

大きな災害が起こり、甚大な被害が発生した後、よく用いられる言葉が「想定外」です。 東日本大震災時、福島第一原発で起こった事故でも、その経緯を説明するにあたり「想定外」という言葉が多用されました。しかし、内容をよく聞いてみると、事故の原因は耐震・防水対策が不十分だったり、海外ではすでに実装されている対策が日本では何故か「起こり得ない」と考えられ、実装されていなかった、という「それは本当に想定外と言う言葉だけで済ませて良いのか」と思わざるを得ない内容でした。「想定外」には、実際に全く想定してなかったことが起こる、ということももちろんあるでしょう。しかし、単に「想定できることをしなかっただけ」ということも多々あります。

この章では、そうした事例の他、過去の災害の記憶に則った避難行動をしようとしたばかりに悲劇を招いた例や、かなり入念なリスクアセスメントを行っていたにも関わらず、意外な盲点が原因で安全対策が機能せず、結果として莫大な賠償金を支払うことになってしまった企業の例などをご紹介しています。御社のリスクアセスメントに死角がないかをチェックするご参考にして頂ければ幸いです。

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